2012年02月06日
本日の日経記事から 年金 50代半ば以下は負担超
「♪We were born born in the 50sとPoliceの歌ではカッコイイのですが・・・」
年金の支払総額と受給総額の差が、50代半ば以下の年齢でマイナスとなり、
現在27歳の年齢では、赤字幅が712万円にもなるらしいです。
厚生年金の場合、企業負担分がありますので、払った分戻って来ないという状態ではありませんが、
若年層の年金離れに拍車をかけそうな記事に驚きです。
単純に上っ面だけで読み取れば、
「年金に加入してお金払ったって、全部戻ってこねーしっ」と、
ただでさえも今が良ければいいと刹那的に生きようとする若者の白け気分を増幅させそうで、
前向きな試算は出来なかったのだろうかと、勝手に心配してしまいました。
世代間を超えた相互扶助の年金制度では多くの加入者があって初めてその機能を果たします。
加入者の減少は年金原資の減少となり、
対策として払込負担を多くしても、支給額を減少させたとしても、
加入モチベーションの低下を招き加入者減となる、負のスパイラルに陥ってしまいます。
既に陥っているような気もいたしますが・・・。
「自分は絶対得をしたい」と思っている人間もいますが、大半の方は「損だけはしたくない」と思っているでしょう。
圧倒的に少数派だと思う「自分は損してでも」という方々だけに負担させて成り立つ制度ではありません。
せめて「個人で払った分は必ず戻って来る」状態にして欲しいものです。
今後の制度の行方は、結局、企業負担が焦点になるような気もいたします。
年金制度の狭間にある50年代生まれの人間にとって、ポリスのこの歌が、当時と違って寂しく響く今時の日本です。
Posted by miyapake at 09:55│Comments(0)
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