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2013年10月18日

逆パワハラ

逆パワハラ

おはようございます、室長です。

本日の朝日新聞に、部下のパワハラに悩み出社拒否になった上司の記事がありました。

部下も社員ではなくアルバイトのようで、

ベテランのアルバイトのパワーが上司より上とは、

なんとも歪んだ組織構造に驚いてしまいました。

「てめー、今度間違えたらただじゃおかねーからな!」と睨みつけるのがアルバイトで、

「わかりました、気をつけます」と怯える方が上司だと言うのです。

年齢も職務経験もアルバイトが上の場合に起こる現象のようですが、何か変です。

アルバイトや非正規社員に対する、組織的な研修や教育がなおざりにされた結果なんでしょうね。

小泉改革の規制緩和は、こんなところにも歪みを生んでしまったようです。


私の初支店長は40歳か41歳のなりたての頃で、若手支店長として注目を浴びました。

部下に支店長代理が2名いましたが、一人は2コ上で、もう一人は5コほど上でした。

2コほど上の部下は直ぐに年下の上司に馴染んでくれたのですが、5コ上の部下は私を避けていました。

毎朝コーヒーを飲みながらミーティングを行うわけですが、5コ上の部下はそのミーティングにも参加しません。

「年下の支店長は認めない」的な発言もしていましたが、

パワハラとは思いませんし、やりにくくはありましたがストレスに感じるほどでもありませんでした。

2週間程度してからだったでしょうか、その5コ上の部下は転勤になりました。

私は何も動いておりませんが、人事部出身の私を思い、人事部が年上の部下を交代させたのです。

今思うと、5コ上の部下からすれば、これこそパワハラと思ったかもしれませんね。

その後、その5コ上の部下と顔を合わせると、これまでの態度が一変していました。

愛想がよくなっていたのです。

組織教育も大事ですが、権限として人事と賃金決定を持たせることが組織維持には必要です。


アルバイトに脅された上司には、おそらく何の権限も与えられてないのでは?

権限のない上司を置いている、上司の上司がパワハラの犯人と言えるでしょう。



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Posted by miyapake at 10:22│Comments(0)経営
 
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