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2013年12月09日

違憲審査基準

違憲審査基準

こんにちは、室長です。

かなり強引且つ短期間で「特定秘密保護法案」が衆参両議会を通過しました。

世間の波風は未だ収まっていないように思えるのですが、

官邸あたりでは、何だかひと仕事終えた安堵感に包まれているような雰囲気です。

本日の天気は、そんな日本の光景を表現しているのでしょうか?

官邸が屋根の下の密室ならば、屋根に叩きつけるように降りてくる雨が世間のようです。


昨日の新聞では、その法案の全文が見開きで掲載されておりましたが、

何人の国民が読込んだでしょうか?

賛成派も反対派も、自分の意見を主張されている方は、全文を読んだのでしょうね?

私は無理でした。

あんな細かい文字で、難しくて曖昧で、長くて、とても読む気がしませんでした。

それが普通だと思います。

だから、この方面(法律の世界ですが)では、専門家が必要なのです。

弁護士が、多額の報酬を得られる職業として成り立つ理由は、

多くの人が、法律の条文のようにややこしい文章の理解に苦しむからなのです。

誰もが理解し納得のいく、専門家による客観的な解説や説明が必要です。

それで見つけたのが、ある弁護士さんの以下のブログ記事でした。

「日本の最高法規は日本国憲法であって、下位の法律が憲法に違反していれば、その法律自体無効である、
その法律が無効かどうかを裁判所が判断する基準として『違憲審査基準』が設けられており、その基準では、
その法律の制限目的及び制限手段が合理的であるか、漠然性や過度に広汎性があると認められる場合は、
無効の法理である」


議論が尽くされていないとか、詳細な定めもなく不安であるとか、解釈次第ではどうにでもなるとか、

新聞やネットで騒がれる今の「特定秘密保護法案」の評判だと、上記の違憲審査をクリアできていない気がします。

憲法違反でも、通してしまえば何とかなる的な、確信犯であるのなら、それはそれでかなり怖い日本の現状です。

違憲審査も何とかすると思っているのであれば、三権分立はおろか、議会制民主主義の終焉です。

12月8日は「リメンバー・パールハーバー」の日でした。

武器輸出禁止の法律も見直す動きがあるようですが、政府は何をリメンバーしてるのでしょうか?

法律の中身よりも、決定して行く手続きや流れ、プロセスに、非常に不安を感じる師走です。



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Posted by miyapake at 11:57│Comments(0)トピックス
 
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