2015年07月30日
72時間&サラメシ


おはようございます、常務です。
前に記事したかもしれませんが、
同時に載せるのは初めてですので、
個人的にお薦めのテレビ番組紹介だと受け取ってください。
アナログ放送から、地デジ、BS、CSと、
放送の高度化とチャンネル数の増加がありましたが、
それを契機に、これまで見ていたテレビプログラムが極端につまらなくなりました。
テレビ世代のど真ん中なので、私自身の感性が成熟してきたせいなのかと、
自惚れに近い要因分析も行ってみたのですが、やはり何か違います。
先日のフジ27時間テレビが「グダグダ過ぎる」とするネット記事が表すように、
地上波全体のプログラムに「グダグダ感」があります。
企画する側の人材が「グダグダ」なんでしょうかね?
そんな「グダグダ」なテレビプログラムの中から、
本日のタイトルとした2番組は、毎週積極的に見ようとする数少ないプログラムなのです。
田舎の飲み屋街、社交ダンス場、自動販売機前、貸倉庫、夜中のネイルサロン等々、
人が集う特定の場所を72時間映しつづけ、時々訪問者にインタビューするだけの番組が「72時間」です。
サラリーマンの昼食や色々な職場の弁当、お昼ごはんを取材し、
少しのインタビューにナレーションを被せるだけの番組が「サラメシ」です。
答えが無いという意味では「グダグダ」したプログラムなのかもしれませんが、
他の番組とは性質の違う「グダグダ」感が、結構癖になってしまうのです。
「サラメシ」の方は、中井貴一の軽妙なナレーションが、自然でライトな明るさを出していますので、
寝る前の天気予報的にボーと眺めるように見たり、再放送の昼時であればご飯を食べながら見たりと、
ヒーリング映像的な心地よさがあります。
一方「72時間」は、場所選びの着眼点に意図的なものを感じますので、
かなりディープな世界観がありまして、思わず見入ってしまう番組となっています。
このような表現をして良いかどうかはわかりませんが、
私個人の感想として拙いボキャブラリーで表現させてもらえば「敢えて底辺」というような、
貧困層とまではいかないまでも、決して裕福ではない世界に意識してスポットを当てているような、
毎回「こんな世界があるのかー」とか、「よくはわからないけど、こんななんだろうなー」とか、
なんとも微妙な感想しか漏れない番組なのです。
自分としては居心地の悪そうな感じがするけど、画面の中の人は居心地が良さそうな、
見てる側と映ってる側のミスマッチというかギャップに見入ってしまう自分がいるわけです。
もっと大きく広げて解釈すれば、日本が今どういう社会になっているのか、
他所の人のプライベートを盗み見るような、
少しの罪悪感と快感がない交ぜになって脳を刺激するようなのです。
興味がある方は一度ご覧になってみてください。
「72時間」は金曜日の午後11時頃、「サラメシ」は月曜日の午後11時頃です。
畑人仲間とは、「昨日見た?」で会話が始まる場合も多いのです。
Posted by miyapake at 10:31│Comments(0)
│ブレイクタイム